GTPA特別賞受賞者 表純子選手・表広樹キャディー夫妻インタビュー

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先ずはシード権獲得、
そして 200試合連続出場が目標



LPGAツアーの連続出場記録を昨年の最終戦で175試合まで延ばし、
2年ぶりの優勝は40代選手として5年ぶりのこととなった。
アイアンレディーと夫キャディーの二人三脚の大活躍は、
ゴルフ界の大きな話題となった。






― 受賞した感想を聞かせてください

これまでは、あまり賞には縁遠かったので、本当に嬉しいですね。大きな表彰プレートに二人の名前が並んで刻まれているのを見た時は、何とも嬉しいやら照れくさいやらで、表彰式が終わった後にステージの端で思わず携帯で写真を撮ってしまいました。本当にありがとうございました。

― 2015年シーズンに向けた目標はどのようなものだったでしょう

とにかくシード権の確定を早めにしたかったです。序盤戦はともかく、中盤から調子が上がりました。プロ選手ですから、優勝や連続出場試合数も意識はしたけど、やはり一番の目標はシード権の確保でした。

― 一番記憶に残った試合は?

155試合連続出場を達成した6月のアース・モンダミンカップもそうですが、これでまた休めなくなったという気持ちが強かったです。9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは本当に辛くて、そして嬉しかったです。週初めから肩から背中にかけて痛みが走り、棄権も考えたけど、キャディーの夫とも相談して「耐えるゴルフ」に徹して出場しました。自分としても2年ぶりの優勝で、40代選手としては5年ぶりの優勝ということのようでしたが、棄権も考えていたのに勝ってしまって本当にびっくりしました。でもほんとに嬉しかったです。これでますます休めなくなったということと、東北の方々の震災復興に向けてのお手伝いも少しだけですが出来たという事で、いつまでも記憶に残る思い出の試合になりました。

― 転戦中の“夫婦生活”ですが、炊事洗濯などは全て夫の広樹さんがされるとか?

この選手は、本当によく食べ、よく飲み、よく寝て、よく打つので(ゴルフボールじゃなくてパチンコ玉ですが)、炊事や洗濯、掃除、買い出しなどは全部自分がやりますよ。ラウンド中に食べ過ぎないように注意したり、起こさないようにトイレの中で本を読んだりもします。選手がプレーに専念出来るようにするのはキャディーと夫の務めですよね。ケンカもしますが、翌日に引きずらないようその日の内に決着をつけるようにしています。シーズンオフも立場は変わらず、結局は一年中“主夫”してます。なかなか楽しいものですよ。

― お互いに点数を付けあうとしたら何点?要望は?

キャディーさんに対しては100点つけてもいいけど、とりあえず90点ですね。とにかく良くしてもらっています。これからもよろしくお願いします、ということですね。

選手に対しては97点かな。3点のマイナスはパットですね。ショットメーカーなのでピンに絡むことが多い。パターがもう少し入ったら、1割でも入ったら優勝回数も増えるだろうし、もっといい成績が残せると思う。競技中のアドバイスについては最後は選手が自分の判断で決めるし、それが当然だけど、もう少しだけ自分の言う事を参考にしてくれたらキャディーとしては嬉しいですね、というのが要望です(笑)。

― シーズン開幕に向けての選手やキャディーとしてのトレーニング予定は?

お正月明けまではゆっくりして、1月10日から広島でスタートします。その後は静岡で2次キャンプ、2月に入ってからタイのプーケットで練習し、チーム岡本の合同キャンプは鹿児島で行い、沖縄に向かいます。キャディーとしてのトレーニングは基本的には選手と一緒で、炊事洗濯しながら体力づくりにも励みます。

―オリンピックのゴルフ競技が続きますが、表夫妻チームで出場してメダルを獲得するぞという気持ちは?

二人で出られたら楽しいでしょうね!でも夢みたいな話だから(笑)、オリンピックはTVを観ながら応援します。メダル獲ってほしいですよね。オリンピックには、いつか何らかの形で二人一緒に参加することが出来たら嬉しいですね。

― では最後に、来季の目標はなんでしょう

オリンピックで日本選手がメダルを獲るというのは日本のゴルフ界の目標だと思いますが、自分としては先ずは早くにシード権獲得の目途をつけたいですね。そして200試合連続出場も大きな目標にしています。とにかく選手とキャディーとして、二人仲良く手を携えながら(笑)、頑張っていこうと思っています。キャディーとしても全く同感です(笑)。


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表 純子(Junko Omote) & 広樹(Hiroki Omote)

■プロフィール(表 純子)
1974年2月2日生 41歳
広島県出身(出身校:広島市立広島商業高等学校)

■入会日
1996年9月1日

■獲得賞金額/賞金ランキング(2015年度)
42,476,991円/24位 優勝1回

■生涯獲得賞金
477,470,298円/26位(ツアー通算4勝)

■履 歴
1997年のデビューから3年間のレギュラーツアー最高順位は12位Tが2度。01年に8年近い交際を経て、当時所属コースの職員だった夫・広樹氏と入籍し、翌02年から夫婦でツアー転戦。頼もしいキャディーを得て、シード入りを実現。以降、2位が11回とシルバーコレクターと呼ばれることもあったが、05年には念願の初優勝を果たし、夫・広樹キャディーとの熱く抱き合っての感涙に、ギャラリーも関係者も強く胸を打たれた。

■表彰理由
2011年の開幕戦から数えて155試合、棄権も失格も休みもなくLPGAツアーの連続出場最多記録を更新した。夫・表広樹キャディーもこの間の試合でバッグを担ぎ、力強くサポートを続けてきた。この記録の価値は出場資格の厳しい大会を全てクリアしてきたことで、抜群の安定度と万全の体調管理なくしては成しえない。今も尚、記録更新を続ける二人の偉業を表彰する。