ジュニア大会特集

「プロトーナメント出場」の夢を叶える
夏のジュニア大会特集

プロゴルファーを夢見るジュニア選手にとって、JGTOツアー、LPGAツアーへの出場は、大きな「夢」のひとつだ。今回は、数多くあるジュニア大会の中から、今夏開催され、なおかつ、上位入賞の特典として、「主催するプロトーナメントの本戦出場権」を付与する3つのジュニア大会を代表で紹介する。

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現在、活躍するプロゴルファーの多くも、こうしたジュニア大会に出場。各大会の歴代出場選手を眺めると、その当時から切磋琢磨していた様子が窺い知れる。夏季休暇期間は、各地でアマチュアの競技会が多く行われているが、中でも、高校生までの選手を対象にし、入賞特典としてプロトーナメント本戦出場権が獲得できる大会に注目してみた。紹介する3大会のほかにも、黒潮ジュニア選手権(カシオワールドオープン・日台交流うどん県レディース本戦出場)や、TOMAS CUPフジサンケイジュニアゴルフ選手権(フジサンケイクラシック本戦出場)、ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ(スタンレーレディス本戦出場)なども、同じくプロトーナメント本戦出場権が付与されている。

将来のトッププロ選手を目指して!

『RIZAP KBCオーガスタジュニアチャレンジゴルフ選手権』


開催日:8月21日(水)〜22日(木) 開催会場:芥屋ゴルフ倶楽部
エントリー資格:中学校1年生から高校3年生までの男子

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今年で5回目となるこの大会。主催者のKBC(九州朝日放送)は、テレビ朝日系列の他の放送局と共に16年前から「ジュニア育成プロジェクト」としてジュニアの活躍を応援していたが、より具体的な活動にするため、プロの本大会に出場できる権利を与える競技として開催している。ゴルフのすそ野を広げ、KBCオーガスタの発展のためにも次の世代のトッププロを自分たちの手で育てることも目的のひとつだ。
今年は42名の中学生・高校生が夢の舞台「RIZAP KBCオーガスタ2019」の出場権獲得を目指して、真夏の熱戦が繰り広げられた。結果は二日間トータル8アンダーで細野勇策君(ルネサンス大阪高校2年/16歳)と、6アンダーの長野泰雅君(沖学園高等学校1年/16歳)の二人が輝かしい出場権を獲得することができた。
二人に話を聞いてみると、細野君は「曲がらないドライバーを武器に、アマチュアが暴れるところを見せたい。目標はトップ10に入ること。QTも受けているので来年・再来年にはプロの世界に行きたい」、長野君は「プロのセッティングで自分がどれだけ通用するか試したい。ドライバーの飛距離が持ち味なのでフルショットします。崔虎星(チェ ホソン)選手と回ってみたい」と語っていた。

主催者の声

出場権を獲得した二人には、試合のリズムやピンチの時の対応、またギャラリーから拍手をもらえるプレーなど、トーナメントでしか味わえないプロの所作などを学んで欲しい。学生なので縮こまらず、取り組んでいることを思いっきり出して欲しいです。(KBC 竹内俊一 オーガスタ事務局長)


憧れのプロトーナメントを舞台に“未来に輝くアスリート”を支援し続ける

『大東建託・いい部屋ネットレディス』ジュニアトーナメント


開催日:7月28日(日) 開催会場:鳴沢ゴルフ倶楽部
エントリー資格:Aカテゴリ(中・高校女子)/Bカテゴリ(小・中学女子)

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第1回大会から本戦とともに、5年連続で開催されている。LPGAツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」(以下、本戦)と同じコースで、直前に開催されるため、腕試ししたいジュニア選手にとっては、挑戦のしがいがある大会だ。本年度は、A・Bカテゴリ合わせて、92名もの参加があった。Aカテゴリは、上位2名に本戦出場権が付与されるとあって、将来プロゴルファーを目指すハイレベルな選手が多数出場。その激戦を制し、本戦出場を決めたのは、2回目の出場となった佐久間朱莉選手(高2)と、初出場の横山栞子選手(高1)。Bカテゴリは、小・中学生それぞれ上位6名が入賞。特典として、本戦最終日にプロが全組ティーオフした後、続いてティーオフし、プロツアーの雰囲気そのままに、9ホールの体験ラウンドができるというもの。当日は、自分の名前が入ったキャディポンチョを着用した帯同キャディ、名前の入ったキャリングボードとともに入場。プロツアー同様にスタートコールが行われたり、LEDボードには選手紹介も映し出されたり、プロゴルファーさながらの1日となった。プレーした選手だけではなく、保護者の方も、その晴れ舞台に、笑顔があふれた。本戦で23位タイと健闘した佐久間選手は、「こういう機会に恵まれたことで、間近でプロの練習方法やグリーン周りの小技などを見られて、学ぶことがたくさんありました」とコメント。成長を感じることができたようだ。

主催者の声

情熱も持って挑戦する未来のアスリートを支援する『チーム大東』プロジェクトを推進しています。トーナメントコースで自分の力を試したいというジュニア選手の夢を叶え、未来に羽ばたくアスリートを応援していくこと、そして、子どもたちのもつ無限の可能性を見出し、ジュニアゴルファーの育成・支援を行っています。


「よりグローバルに」。本年度から世界アマチュアランキング対象競技にもなった

『12th YONEX Junior Golf Championship 2019』


開催日:8月27日(火)〜29日(木) 開催会場:ヨネックスカントリークラブ
エントリー資格:Aクラス(高校男女の部)/Bクラス(中学男女の部)※他C・Dクラス(小学生の部)もあり

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夏の本格的ジュニア大会として、すでに12回を数える。2008年の石川遼プロとの契約を機に、設立されたヨネックスジュニアゴルフアカデミーが始まりのきっかけだ。大会、イベント、スクール部門に分かれて活動し、ジュニアゴルファーの育成と普及に取り組んでいる。ゴルフに限ったことではないが、ジュニア選手を増やすことが、その競技の普及と発展につながるからだ。また、今年度から世界アマチュアランキング(WAGR)対象競技となり、中国やタイといった海外からもエントリーを受け付け、グローバルな大会へと進化している。この大会の目標となるべきは、WAGRのほかにも、A・Bクラス上位入賞者が獲得できるプロトーナメント出場権(本戦・主催者選考会)だ。女子中・高の部、グロス総合1位は、翌年の「ヨネックスレディス本戦出場権」が付与される。また、男子中・高の部グロス1位は「マイナビABCチャンピオンシップ主催者推薦選考会出場権」、女子中・高の部グロス2位にも、「ヨネックスレディス」への主催者推薦選考会出場権を付与。今年度は、すべての部門(高校生クラス~小学生クラス)を合計すると116名、うち海外選手は14名が参加し、3日間にわたって、真剣勝負を繰り広げた。また、学生の大会らしく、練習日には、流しそうめんを囲みながら、楽しいひとときも過ごし、選手同士の交流を図った。優勝し、本戦出場権を獲得した川畑優菜選手(麗澤中2年)は、「今日はアプローチがうまくいかなかったので、本戦までにしっかり練習します。自分らしいプレーをしたい 」 と、喜びの抱負を語った。今後も、多くのジュニア選手にとって、成長の場となる大会であり続ける。

主催者の声

プロのトーナメントを経験することで、多くのことを学び、それを糧に成長をしてほしい。そして、大舞台でも、ジュニアらしく、元気に、はつらつとしたプレーに期待しています。(ヨネックス 山本美雄)